制作工程について

ブライダルフルオーダー、リフォーム、オーダーメイド等のハンドメイドジュエリーの制作工程についてご説明いたします。

1. デザイナーとの打ち合わせ

デザインの制作前に、直接お客様のお好みやイメージを伺い致します。
その際に、使いたいジュエリーがある場合はお持ちください。
また、下記のように具体的なご要望の資料等がございましたら、合わせてお持ち下さい。
・ファッション誌やブライダル雑誌等の切り抜き
・ご自身の手書きイメージ図
・メーカーのジュエリーカタログ
・ネット等で見たお好みのジュエリーデザイン画像

【参考】
今回のお客様は、お手持ちのエンゲージリングを使い、新しいデザインにしたいとのこと。
シンプルな立て爪タイプのリングですが、なかなか出番が少なく、もっと可愛らしい、場所を選ばないものにしたいというご要望でした。

2. デザインの決定

1.でお打ち合わせした内容を元に、当店のデザイナーが実寸のデザイン画を２～３点ご提案します。
こちらを、お客様にご覧いただき、デザインを
選んでいきます。
デザイン画には
・使用する素材の種類
・　　〃　　　　石の大きさ
・加工方法（石の留め方や彫り等）
を合わせて書き込んでおりますので、仕上がりを
より具体的にイメージする事ができます。
また、この際にデザイナーと細部を決めていき、
お見積もりを致します。

【参考】
今回のリフォームのお客様はピンクダイアを使った、変わった形のリングにしたいとの事。
当店にある様々なジュエリーを見たり、ご要望を煮詰めて、（上の1点を含む）こちらの３点のデザインをご提案しました。
その中から、お選びになったものがピンクダイアを２粒使用した上のデザイン画です。

3. クラフトマンへの制作依頼

決定したデザイン画と、お手持ちの宝石や当店G.G.が厳選した使用素材（宝石）をクラフトマンに渡し、
制作が始まります。
デザイナーが直接クラフトマンと打ち合わせし、
責任を持ってお客様のご希望をお伝えし、
手作りしていきます。

【参考】
今回は、もともとお使いだったダイアモンドを
中石として使い、
その他ピンクダイア（ 0.05ct / 0.02ct ）と
マーキースダイア（ 3m / m ）
それに
メレダイア（ 0.014ct × 3 / 0.01ct × 2 / 0.008ct × 2 ）を　新たにプラスして作りました。

4. 原型作り

ここから、デザイナーとの詳細な打ち合わせの後、
クラフトマンが一つ一つのジュエリーを手作りで
丁寧に加工します。
以下は、リング加工作業の流れとなります。

① プラチナや金の地金（又はお預かりしたリング等）を溶解し、たたいて棒の形を作ります。
② 角棒を伸ばし、糸ノコやヤスリを使ってリングの腕の部分と、石をセッティングするための石枠を1つ1つ石の大きさに合わせ、手作りします。
③ ガスバーナーを使い、１つ１つの石枠に石を留めるための爪をロー付けします。